せっかく効果な美容ドリンクを飲んでも、飲むタイミングを間違えると、配合成分のはたらきが十分活かせません。
美容ドリンクには、”ハリ・ツヤ・弾力”を目的としたスキンケア以外にも、”めぐり”や”シミ・しわ”をケアするものなど、さまざまな商品があります。
飲む目的によっても違うのかもしれませんが、諸説あるようです。
外からのスキンケアなら何時がベスト?
外からのスキンケアでは、クレンジング、洗顔、保湿ケアなど、バスタイムから寝る前の時間帯におこなうのが理想的です。
メイクが残ったままだと、メイクに含まれている油分が酸化して、肌のシミやくすみの原因になると言われています。
クレンジングでメイクや肌の汚れをしっかり落としてから洗顔し、美容液を含ませ、乳液とクリームでケアするのが一般的です。
ここで肌に含ませた美容成分が、ゴールデンタイムと言われる夜10時~午前2時の間に肌にはたらいて、傷んだ皮膚にケアしてくれるわけです。
お肌のゴールデンタイムと言われる夜10時~午前2時には、睡眠中分泌される「若返りホルモン」とも言われる成長ホルモンが、皮膚の再生や修復を促します。
また、脂肪を燃焼するはたらきや免疫力を高めてくれるので、お肌だけでなくカラダの健康にとっても大切な時間帯というわけです。
逆に、この時間帯にしっかり睡眠がとれないと、肌の老化が早まるだけでなく、体調不良やストレスが溜ることで、病気にかかりやすくなります。
特に、成長ホルモンの分泌は、入眠から2~3時間ぐらいのノンレム睡眠(深い眠り)のときに、脳下垂体から多く分泌されますから、ゴールデンタイムと言われる時間帯のなかでも、寝入り鼻が大事ということになります。
ドリンクの効き目はいつでてくる?
「美容ドリンク」、「栄養ドリンク」など、一般的にドリンクは、かなり早く効き目があらわれると言われます。
全日本民医連のHPには、「くすりの話 栄養ドリンク」の記事のなかで、栄養ドリンクの効き目について、つぎのように解説しています。
ビタミン・タウリンやハーブなどの効果をうたうものもありますが、飲む人が「効いた」と実感するのは、ドリンクに含まれるカフェインと糖分による効果です。
カフェインは中枢神経を興奮させ、眠気を取り疲労感を軽減し、集中力を高める効果を持ちます。ドリンク1本に20gほど含まれる糖分もすぐに吸収され、脳の栄養として使われることで疲労を減らします。
美容ドリンクには、さまざまな美容成分が配合されていますが、すぐに実感できる成分は「カフェイン」と「糖分」ということになります。アスリートが、試合中に糖分を補給するのは、すぐに疲労を回復してくれるからです。
また、大手ドラッグチェーン「ココカラファイン」のサイト「ココカラ クラブ」には、「ドリンクタイプ」と「顆粒・錠剤タイプ」の違いについて、つぎのように説明があります。
ドリンクタイプの栄養剤は錠剤や顆粒に比べて、成分の体内吸収が早いのが特徴です。また飲みやすく味付けされたものが多いです。
そのため、即効性を期待する方、錠剤・顆粒が苦手という方にはドリンクタイプがおすすめです。
さらに、ドリンク剤(100ml)は、比較的軽い疲れや健康維持、生薬が入ったミニドリンク(30ml~50ml)は、疲れのひどい方や風邪の方、また、スポーツやイベントのために元気が欲しいときにおすすめとしています。
美容ドリンクは就寝前に!
「美容ドリンク」の栄養素であるコラーゲンは、胃での滞留時間も1時間以内、アミノ酸やペプチドの形で小腸などから吸収される時間は30分と言われますから、かなり早く体内吸収されることになります。
美容成分がお肌のゴールデンタイムにはたらいてくれますので、睡眠前に美容ドリンクを飲むことは、とても理にかなっているといえるでしょう。
エネルギー補給が目的の栄養ドリンクとは、飲むタイミングも違うことになりますね。
美容ドリンク・メーカーの案内は?
美容ドリンクを飲むタイミングについて、どのように説明されているのか、いくつかの美容ドリンクを調べました。
◎資生堂「ザ・コラーゲン」
本品は、食品ですので基本的にはいつお飲みいただいても結構です。継続してお飲みいただくために、忘れにくく、習慣にしやすい飲用タイミングを選んでご利用ください。
◎江崎グリコ「ヘスペリジン&コラーゲン」
公式サイトでは確認できませんでしたが、口コミには次のようなコメントがあります。
仕事が立て込んで睡眠時間 が十分にとれないときも、〔就寝前に〕これを飲むとしっかり疲れがとれるような気がします。
お肌のターンオーバーのサイクルを考えると、継続的に飲むのが理想的です。メーカーが就寝前の飲用にこだわらないのはそのため。
”ゴールデンタイム”にこだわらず、”飲めるときに継続して飲む” のが、スキンケアのポイントということになるでしょう。
<ラメリアプレミアム>
特に決まった時間はありませんが、お客様の中では夜お飲みいただく方が多いです。
「夜飲むと目が冴えてしまう」「夜だと忘れてしまう」といった方は、朝や、お出かけ前など、ご自身が一番忘れにくいタイミングでお飲みいただくと良いと思います。