更年期の女性ホルモン減少! 線維芽細胞のはたらきがポイント!

エストロゲン

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更年期には、女性ホルモンのバランスがくずれるため、心身の不調と同時に、お肌への影響も大きくなります。

更年期とは、一般的に50歳を境にした前後10年間を指すようですが、実際には月経がみられなくなる「閉経」前後の5年間、合計10年間を指します。

個人差があり、早い人では40歳ぐらいで閉経する人もいれば、50代半ばで閉経という人も。

更年期障害というと、中高年をイメージしがちですが、最近では精神的なストレスによって、20代、30代の方でも「若年性更年期障害」を発症することがあるようです。

更年期の症状としては、のぼせやほてり、冷え性や睡眠障害などの身体的症状や、うつ症状や意欲低下などの精神的症状が知られています。

さらに、肌への影響が大きいことは、こちらの記事でも書いています。

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エストロゲンの作用と肌への効果

エストロゲンの肌への作用については、森永乳業のニュースリリース 2015年5月 「女性ホルモン低下状態 に おける 皮膚光老化に対するアロエステロール R の 予防効果とそのメカニズムを解明」の中で、わかりやすく紹介されています。

<エストロゲンの作用と皮膚への効果>

  • 角化細胞増殖作用
    ー皮膚バリア機能の促進
  • 線維芽細胞増殖促進
    ー皮膚真皮層機能の促進
  • コラーゲン産生促進
    ーうるおいの保持
  • エラスチン繊維増加
    ーハリや弾力の維持
  • メタロプロテアーゼ産生抑制
    ーシワ形成抑制
  • 創傷部位フィブロネクチン量増加
    ー創傷治癒の促進
  • 毛包の成長期延長
    ー発毛促進

この整理された項目は、海外の研究成果を引用したもののようですが、女性ホルモンのお肌への効果がとても大きいことがよくわかります。

「コラーゲン産生促進」「エラスチン繊維増加」とありますが、これはエストロゲンの線維芽細胞への働きと考えられます。

お肌の三大美容成分「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」を産生できるのは、真皮層の線維芽細胞だけだからです。

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「線維芽細胞」エストロゲンのレセプター(受容体)

線維芽細胞には、エストロゲンと結合するためのレセプター(受容体)があり、エストロゲンを受け入れることによって活性化し、コラーゲンやエラスチンを産生します。

つまり、エストロゲンが少なければ、結果的にお肌の弾力やハリが期待できないことになります。

一般的に、皮下線維芽細胞のエストロゲンのレセプターは、男性よりも女性の方が多く存在しています。女性の肌が、男性よりもキメが細かく弾力性に富んでいるのは、そのせいかもしれませんね。

エストロゲンがいくら多量に分泌されていても、線維芽細胞のレセプターが少なく活性化しなければ、お肌はトラブルになりやすいわけです。

更年期からはエストロゲンの分泌量が減る

女性ホルモンのエストロゲンは、おもに卵巣でつくられるため、女性のライフステージに大きな影響を与えていますが、更年期を過ぎて卵巣の機能が衰えてくると、エストロゲンの分泌量は減少していきます。

この女性らしさをつくる女性ホルモン、エストロゲンの減少が、お肌の弾力を失わせシワやシミなどの肌トラブルの原因になるわけです。

更年期を過ぎれば、いわゆる更年期障害と言われるような症状は和らいでいきますが、女性ホルモンであるエストロゲンを犠牲にした結果とも言えます。

ホルモン補充療法(HRT)について

のぼせ、冷え性、発汗など、自律神経失調の症状がひどい場合には、必要最低限のエストロゲンを補充するホルモン補充療法(HRT)がおこなわれる場合があります。

欧米では、約半数がホルモン補充療法を受けているとの情報もありますが、日本で受けられる方はまだ少ないようです。

エストロゲンの補充療法の副作用としては、不正性器出血などがあり、子宮がんの発症率が上昇すると言われます。

投与量を調節したり、黄体ホルモン(プロゲステロン)と併用することで、発症率を抑えることができるようです。

更年期障害の症状がひどいようであれば、医師と相談したほうが良いでしょう。

線維芽細胞にはたらくサプリメント

線維芽細胞のはたらきを活性化すれば、エストロゲンの作用を有効活用することができるわけです。

結果的に、お肌の弾力やハリ・ツヤが取り戻せるかもしれません。

美容ドリンクには、線維芽細胞を活性化する成分が配合されていますので、飲みやすいものを探してみてはいかがでしょうか。

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