「PLエキス」は、紫外線対策サプリに配合される成分で、海外では白斑の治療にも使われています。
Wikipediaによれば、PLエキスとは中南米に自生するシダ科の植物「ダイオウウラボシ」の英語名Polypodium leucotomos の抽出成分とのこと。
線維芽細胞とは関係なさそうなPLエキスですが、じつは線維芽細胞へのはたらきが、結果的に紫外線対策にもなっているようです。
「PLエキス」紫外線対策サプリの成分が線維芽細胞にはたらく?
Wikipediaでは、PLエキスには次の4つの効果があるとされていて、線維芽細胞への働きについても記載があります。
- 抗酸化作用
- 免疫防御作用
- 細胞DNA保護作用
- 皮膚構造の保存
難しい言葉がならんでいますが、これらの作用がさまざまな形で、紫外線対策の効果としてあらわれるわけです。
PLエキスのこれらの効果が、皮膚の三大美容成分「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」を作り出している線維芽細胞に関係していることは、とても興味深いことです。
線維芽細胞のはたらきを高めることは、お肌のケアには欠かせませんから、紫外線対策サプリの成分が、スキンケアに働いているとしても不思議ではないのかもしれません。
もしそうだとしたら、紫外線対策のために飲んでいるサプリが、結果的にスキンケアをしていることになるのかも?
PLエキスの抗酸化作用
日光の強い紫外線(UV)に長時間さらされると、皮膚が赤くなり、ひどくなると水疱が出来てヤケドのようになり、ときには皮膚がんになることも。
PLエキスの抗酸化作用は、ラットへの経口投与でも検証されているようですが、UVAを照射したヒトの線維芽細胞の生存率が上がったとの試験管研究もあるとのことです。
PLエキスの免疫防御作用
紫外線によって、表皮にある細胞の一種のランゲルハンス細胞が死んだり、活性が失われたりすることがあります。
このランゲルハンス細胞は、表皮全体の2~5%を占めていて、ウイルスや細菌などの外部からの侵入、紫外線や温熱などの情報を脳へ伝える大事な役割を果たしています。
皮膚の老化によって、ランゲルハンス細胞の数が減少すると、ウイルスや細菌などが体内へ侵入するなどし、皮膚や体の健康が害されることになります。
PLエキスの細胞DNA保護作用
DNAが紫外線によって損傷することで、DNAの複製や転写が妨げられ、細胞死や突然変異、など、細胞にさまざまな弊害をもたらしますが、皮膚がんの原因にもなります。
PLエキスには、DNAの損傷を減らす効果があるそうです。
PLエキスの皮膚構造の保存
紫外線を浴び続けることで、健康な皮膚構造が老化して、シワやたるみ、皮膚の弾力が失われ、いわゆる光老化がおこります。
光老化は、線維芽細胞の損傷などが原因で起こりますが、PLエキスには皮膚の光老化を防ぐはたらきがあります。
補完的に使いたいPLエキスサプリ
PLエキスを配合したサプリとして、よく知られているのが、日本では『noUV ノーブ』で、Wikibediaにもその名前が掲載されているドクターズコスメです。
美容外科東監修の新しいサプリ!noUV Care White
PLエキスを主要成分として配合して好評ですが、強い紫外線から肌を守るには、長袖と帽子、サングラス、さらに効果のある日焼け止めクリームを塗ってしっかりケアすることが大事です。
PLエキス配合のサプリは、紫外線対策としては、継続的に飲むことでカラダの内側からケアする補完的なアイテムと考えたほうがいいでしょう。
もちろん真皮層にある線維芽細胞へのはたらきかけは、外側からでは十分でないので、カラダの内側からのケアが大事なことはいうまでもありません。
美容外科東監修の新しいサプリ!noUV Care White



