年齢には逆らえないけれど、”老化”は年齢で決まっているわけじゃありません。
20歳ぐらいまでは、見た目年齢があまり変わりませんが、その後の変化は、人によって大きく違ってきます。
”老け顔”に見れらるのは年齢だからしょうがない、とアキラメるのは簡単ですが、この見た目と死亡率には密接な関係があるようです。
テレ朝「みんなの家庭の医学」で、以前、次のような内容の海外の論文が紹介されました。
913組の双子を調べたところ、老けて見えた人の方が7年後の死亡率(女性の場合)が、1.9倍高いことが判明した。
この論文を発表したのは、南デンマーク医学部・クリステンセン教授ですが、「みんなの家庭の医学」では実際に54歳(昭和33年生まれ)の女性6名に集まってもらい、他人の評価にもとづいて老け顔のランキングを作成しています。
そもそも”老け顔”って、どういう顔?
老け顔とは
”老け顔”というと漠然としたイメージがありますが、医学的にみると、次のような特徴があるそうです。
- 目尻のシワ
- 目尻のシワ
- 下まぶたのシワ
- ほうれい線
- 口元のたるみ
- 顔全体が落ちる
鏡を見たときに、目立つ部位が少しづつ増えて、自分でも”老け顔”を感じるようになります。
老け顔の原因は?
このような症状があらわれるのは、皮膚の老化により顔のハリが無くなっているのと、筋肉が衰えて引力に負けているのが原因。
外側からのスキンケアとメイクである程度隠せても、”老け顔”の原因がカラダの内側からつくられていることに気付かなければ、さらに老け込んでしまいます。
番組では、54歳の女性6人について、”老け顔”と「身体年齢」・「血管年齢」との関係を検証しています。
老け顔と「身体年齢」の関係
番組で、ランク付けされた54歳の6人の女性のうち、一番老けて見られた女性の身体年齢(柔軟性)は75歳以上。
逆に、一番若く見られた女性の身体年齢(柔軟性)は20代後半とのことですから、二人の身体年齢には50歳近い開きができたことになります。
老け顔と「血管年齢」の関係
血管年齢が高くなると、動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高くなりますが、これも”老け顔”との関係が指摘されています。
一番老け顔の女性の血管年齢は、88歳。実年齢が54歳ですから、血管は実年齢より34歳も老けていることに!
”老け顔”に関係するAGEとは?
全身の老化研究では第一人者といわれる久留米大学医学部・山岸昌一教授によれば、全身の老化を進めているのは、AGEと呼ばれる老化物質。
AGEは、”終末糖化産物”のことで、タンパク質と糖が加熱されてつくられます。
強い毒性があって、骨の場合、AGEがたまると茶褐色に変色し、折れやすくなるそうです。
”老け顔”は、このAGEがカラダにたまったサインとのこと。
実際、老け顔の女性の白目の部分には、黄色いシミが見つかったようですが、これがAGEの固まり。
AGEで皮膚のコラーゲンが変質・劣化
お肌のハリを作り出しているのは、皮膚内部にある真皮層の70%を占めるコラーゲン。
年齢とともに変化する美容成分量をグラフ化したのが、こちら。赤線がコーラゲンの変化を表しています。
赤ちゃんのお肌がプルプルなのは、このコラーゲンの弾力のおかげですが、このタンパク質に糖分と結びつくとAGEがつくられます。
AGEが増えると、コラーゲン繊維の繋がりである架橋に、AGEが付着して、AGE架橋ができます。
AGE架橋ができると、コラーゲンがその機能をはたせなくなるため、肌は弾力を失い、シワやくすみの原因になります。髪のハリやツヤが無くなるのも、同じ理由です。
顔のシワが増え、ハリやツヤがなくなるだけでなく、髪までパサパサになってしまいますから、実年齢よりはるかに老けて見られるのは当たり前かもしれません。
AGEをカラダにためこみやすい人
AGEをカラダにためやすい人は、こんな方。
- 食べ過ぎで血糖値が高い
- AGEが多い食べ物が好き
食べ過ぎでカロリーオーバーになると、余った糖分がタンパク質と結合して、AGEが作られます。健康には、腹八分の食事が良いと言われるのはこのため。
やっかいなのは、AGEが多く含まれる食事です。といっても、食材そのもののAGEはあまり気にしなくもいいそうです。
調理法によってはAGEが10倍に!
問題は、調理によってつくられてしまうAGE。鶏から揚げ、ホットケーキ、目玉焼き、そしてステーキ。
WACOAL「BODY BOOK」によれば、ステーキを超レアで調理したときのAGEの量を1とすると、フライパンで焼くとなんと10倍以上に!
鶏のから揚げも、水炊きの場合と比べてAGEの量が10倍になるそうですから、調理法にも注意が必要です。
線維芽細胞を活性化する
若い時は、線維芽細胞が活発にはたらきますから、お肌の衰えが表に出てきません。
しかし、年齢とともに線維芽細胞のはたらきが衰えてくると、普段の生活習慣に乱れや食生活によってみるみるハリや弾力の無いお肌になってしまうわけです。
カラダをつくるはずの食材が、”老け顔”をつくってしまうなんて皮肉ですが、20歳を過ぎたら年齢じゃないってことは、自覚していたほうが良いでしょう。
もし、線維芽細胞のはたらきを活性化することができれば、コラーゲンが産生され、”老け肌”になるのを防ぐことができることになります。
しかし、皮膚の外側からのケアでは、角質層までしか美容成分が届きませんから、十分ケアすることができません。
真皮層にある線維芽細胞は、やはり体の内側からのケアが最適ということになりそうです。
線維芽細胞にはたらく成分
線維芽細胞にはたらく美容成分を配合したドリンクが、さまざまなメーカーから発売されています。
美容ドリンクには即効性はありませんが、長く続けることで少しづつ変化を感じられるようになります。価格的に高いものもありますので、ご自身の予算に合わせるのがポイントです。
味の好みがあわなければ、長く続けることはできませんし、ときには体に合わないことも考えられます。
「お試し」やお得な「定期コース」もありますので、いくつかの美容ドリンクを飲み比べて、ご自分の身体に合ったものを見つけてください。

